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それは、高校最後の夏の暮れ。

今まさに、人生最後の文化祭の準備が佳境を迎えていた俺の元に届いた、一通の(自称)未来人からのメッセージ。

 

要約すると

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「自分が未来から乗ってきたタイムマシンが運悪く故障してしまい、この時間、今日に"座礁"してしまった」

 

……のだという。

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しかも、なんと彼(？)は俺に、その修理を要求してきたのだ。

 

誰がこんな与太話を信じるんだ？

今時、小学生だってもっとマシな嘘を吐くだろう。

 

初めのうちは、そう思って気にしないつもりだった。

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　　でも……

 

 

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メッセージの最後に添えられていたこの一文が、

何故か頭の隅にこびりついて離れなかった。

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